革の手縫いとミシン縫い

財布などを作る場合、「手縫い」か「ミシン縫い」2つの方法があります。

まずは手縫いについてですが、
手縫いは1本の糸の両端に針を通し、糸をクロスしながら縫っていきます。
(サドルステッチやクロスステッチと呼ばれます。)

下記の画像が手縫いの断面図です。
※糸の流れが分かりやすいように2種類の糸を使用しています。
画像を見て頂くと分かるように、上の糸が次の目では下にいき、
下の糸が次の目では上にいき、クロスするように縫っています。
革手縫い1

次にミシン縫いです。
ミシンは手縫いと違い、上糸と下糸が分かれます。
上糸はずっと上をいき、下糸はずっと下を進みます。

下記の画像がミシン縫いの断面図です。
ミシン縫い1

一般的に手縫いの方が丈夫と言われるのは、上記の縫いの構造にあります。
糸が切れてしまった場合、手縫いは糸がクロスしているので、切れてしまってもほつれにくい縫いになっています。
一方ミシン縫いは糸が切れてしまうと、そこからどんどんほつれてしまう危険があります。

4THEは手縫いで仕上げておりますが、ほつれにくさの為に手縫いをしている側面もありますが、やはり縫い目の美しさで手縫いを選んでおります。

この縫い目については後日掲載したいと思います。

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